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いつもより多く回っております。(( ;゚д゚))

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いつもより多く回っております。(( ;゚д゚))

これ、何が回っているかというと…

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愛用しているSANYOのデジタルカメラ、「Xacti」に使われているリチウムイオンバッテリーです。
くるくる回るのは、電池の中央が膨らんでいるから。正常なものであれば、全く回るようなことはありありません。記録によると、昨年7月26日から使い始めた電池で、膨らみには最近になって気がつきました。

この電池はロワジャパン(有)が販売している非正規の互換バッテリーで、中身はSANYO(日本製)のセルを使用しています。純正品の5000円に対して、2000円で販売されています。中身が中国製ですと、一個500円程度になります。
とっても安くて、日本製のセルを使用していることから安心して使っていたのですが、1年とちょっとで膨らんでしまいました。

本来リチウムイオン二次電池という充電池は極めて危険な代物で、非正規品を使用するのは御法度です。それでも安さに惹かれて使いたいという場合は、全て自己責任となるので注意が必要です。
どれほど危険な電池であるかは、strv氏がニコニコ動画にうpしているムービーをご覧ください。電極をショートさせるだけでなく、充電条件の設定ミス(過電流など)でも簡単に爆発炎上します。ここで炎上している電池は、リチウムイオンポリマーという、リチウムイオンの電解質をポリマーに置き換えて1.5倍ほどエネルギー密度を高めた種類です。同族のリチウムイオン電池も同じように発火します。


(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル  (strv氏が犯人ではありません。念のため)

その他、リチウムポリマー二次電池の爆発炎上で有名なところといえばここ


この危険な充電池の爆発炎上の条件は次の通り。
1.短絡などによって、能力以上の放電をさせる。
2.充電時に規定値以上の電流を流す。
3.充電終止電圧を0.1Vでも超えるとアウト。
4.放電によって、規定値以下の電圧に下がった電池を、充電するとアウト。
5.パッケージを変形させるなどして、内部の電極がショートすると爆発
6.規定温度範囲を超えると、急速に劣化。

strv氏の件は、1.の短絡させると炎上した例で、後者の参考URLでは2.の過電流による爆発の例です。
リチウムイオン・ポリマー電池の充電において、最も難しいところは、3.4.の充電終止電圧と放電終止電圧の管理です。従来のニッカドバッテリーはΔピークを検出することによって充電していました。充電が終わりに近づくと、電圧が下がってくるのでこれを検出します。多少いい加減に充電しても、大事に至りません。
ところが、リチウム系の充電池はΔピークがなく、延々と充電できてしまいます。ですから、充電が終わった事を検出するためには、終止電圧を計測する必要があるのです。この終止電圧は1セルあたり4.2Vがほとんどで、数十mVの精度で検出して充電を止めてやらなければ、件のように爆発炎上してしまうわけです。皆さんの携帯電話は、電池がなくなると絶対に使わせてくれませんよね?それは過放電を防ぐためです。

リチウムポリマー電池は小型でかつ大容量ですので、様々な機器に使用されています。携帯電話やノートパソコンにはリチウムイオン電池が使われており、時々炎上したとニュースを騒がせることもあります。また、小さく軽いので電動模型飛行機でもよく使われています。以前どこかで、ノーコン→墜落→炎上、の一部始終を掲載しているページがありました。墜落時の衝撃で変形、ショートしたのが原因でした。
墜落して炎上まで再現するとは、実にリアルな模型飛行機ですが、火災の責任を問われることとなりますので、使用する場合には安全対策を忘れずに。


さて、話の始まりはロワの非正規電池が膨らんだ!ってことでした。
この件について、ロワに問い合わせてみたところ、(報告も兼ねて)

>膨張のバッテリの御使用は危険ですので、おやめください。
>バッテリの膨張の原因は多数ございます。
>炎天下の閉め切った車内など湿度の高い場所でバッテリーを
>保管しますと、劣化が進み膨張の可能性が高くなります。

との回答を得ることができました。高温高湿なロケーションで保管していた覚えはないのですが、今回はあきらめて廃棄することにしました。

さすがに「保証期間の3ヶ月を過ぎているので交換は無理よ」とのことです。ただし、「今回に限り割引で対応するよ」とのことですので、早速2個ほど注文を出しておきました。なかなか怪しい会社なのですが、対応は誠実ですので、皆さんも利用してみてはいかがでしょうか?(燃えても知らないよ)


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左がロワ、右が純正品
正常な純正品が厚み6.1mmに対し、膨らんだ電池は6.9mmにもなっていました。およそ1mmの膨張です。


そうそう、リチウム系のバッテリは炎上したからといって、水をかけないように!
学校でナトリウムの実験をしたことがある人は多いと思います。ナトリウムやリチウムはアルカリ金属ですので、水と反応して爆発しますからね!

さすがにこれほどではありませんが、アルカリ金属の恐ろしさを知るには十分。



追記
ロワジャパンの割引販売の件については、2個で4000円のところを3000円にしていただきました。
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